
胃拡張・胃捻転は大型犬がなりやすいですが小型犬もなりますし、
老犬もなりやすいと言われています。
胃拡張・胃捻転は
まだはっきりとした原因はわかっていませんが
本に載っているものによると
“食後すぐの多量水分摂取と運動”
“胃から食べ物がスムーズに移動しない(幽門狭窄)”
などです。
※幽門狭窄の症状は嘔吐、吐出
老犬は、、、
食後すぐに激しい運動をすることは
あまりありません。。
Contents
🐶では、なぜ寝たきりの老犬が胃拡張・胃捻転になるのてしょうか?
○空気の嚥下(食事中や寝ているとき)
○食後の寝返り
○消化機能の衰えで胃にガスがたまる
○胃の筋肉(平滑筋)の衰え
などです。
🐶どんな症状が出るのでしょうか?
○吐くしぐさをするのに口から出ない
○元気がない
○腹部が膨れる
○落ち着きなくそわそわ
○チアノーゼ
○よだれ
などの症状が出ると言われています。
寝たきりの老犬だとわかりにくい項目もあります。
🐶私が胃拡張になった寝たきりの老犬さんを
お世話していたときに、
特に注意して観察していたのは、
○腹部の膨れ
→通常の状態を把握しておくこと。
少し膨れると腹部が張って、血管が浮き出ていました。
○顔の表情(筋肉)
→寝たきりの老犬は表情が乏しくなってはいますが、苦しそうなときは顔が引きつっていました。
○歯茎と舌の色
→通常の色かどうか、紫になっていないか。
○体温、脈、呼吸数
です。
腹部の膨れを画像で見てみましょう
通常↓

少し膨れたとき↓

危険だったとき↓

🐶では予防する為にはどうしたらいいのでしょうか?
⚠以下このこに合った方法を
獣医師さんの指導のもと行っていますので、
担当獣医師さんとご相談されてから
行ってくださいm(_ _)m
○少し膨れた状態、又はなりそうな時は
ガス抜き剤を飲ませました。
(常に常備しておきました)
○ご飯の時に空気を嚥下しやすいこだった為、
食後は食道から胃へ流れやすいようにと、
ゲップをさせるために10分程抱っこをしていました。
○ご飯を消化しやすくする。
数回に分ける。
をおこない、
この老犬さんの場合は大事に至ることは
ありませんでした。
少しでも疑われるようなことがあったら
すぐに獣医さんに連絡することが大切です!
🐕私が老犬さんをお世話するときに長時間で(90分以上)お受けしている理由
胃拡張・胃捻転を完全に予防することは難しいかもしれませんが、
ご飯後の様子を見守ることで
早期発見してあげたいからです。
大型犬だけの病気ではないことが
多くのご家族に伝わって欲しいので
このブログを書きました。
ご覧いただきありがとうございました。
dog nanny
老犬介護士
eriko
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