シニア犬がご飯を食べなくて困っているときの解決レシピ集

 

シニア犬と暮らしているご家族から、

”愛犬がご飯を食べてくれない。”

”ドッグフードを食べなくなって、おやつしか食べてくれない” などという

ご飯についてのご相談が多くあります。

 

「色々試しているけれど、毎日好みが違うから何を食べてくれるのかわからない。」
「病気に負けない為にも何でもいいから食べて欲しいのに」

と、愛犬が何を食べてくれるか悩んでいるご家族に是非見ていただきたいレシピ集です。

 

沢山のシニア犬をケアしてきたドッグシッターdognannyが、
食べない理由から、食べさせ方のコツ、
今まで試したことのないレシピをご紹介します!

 

 

 

 

 

シニア犬がご飯を食べない理由とは?

 

 

シニア犬がご飯を食べなくなってしまう原因を知り、それに合ったケアをしていきましょう。

 

□シニアになってし好が変わった。

□歯がぐらぐらしていて食べれない。

□口周りの筋力が低下し、口があまり開かなくて食べずらい。

□脚の筋力が低下し、床が滑って食べずらい。

□首の筋力が低下し、食べずらい。

□もっとおいしいものがくるのを待っている

□フードが固くて噛めない。

□お腹が空いていない。(新陳代謝の低下)

□お腹にガスが溜まっている

□フードが劣化(酸化)している。

□水分が足りていない。

□精神的なもので食べられない。(環境の変化・極度のストレスを受けたなど)

□薬がフードに入っていたことがあったから。

□お薬を飲んでいる場合、その副作用による食欲不振

□病気による食欲不振

□体調が悪い、痛みがある

 

私が今までケアをしてきたシニア犬の、’’食欲の低下の原因’’ をリストアップしてみました。

続く場合は獣医師さんに相談してくださいね。

 

 

食べさせ方のコツは?

 

食べる時の環境を整えてあげましょう。

 

□器をのせる台、足元には滑り止めを置いて食べやすくしてあげましょう。

□ご家族の”食べてもらいたい!!!”という気持ちが強すぎて、「食べて!食べて!」と押しつけていませんか?

□ストレスとなるものはできるだけ取り除いてあげましょう。

□私たちが食欲のあまりない時に沢山の量が目の前にあるとどうでしょうか?愛犬の食欲がない時は少しの量にして、食べたら褒めてあげて”おかわり方式”にしてあげましょう。

□食べないからとすぐお皿を下げてしまわずに、少し置いておいてみると食べることもあります。

□朝食べなかったら、お昼にもう一度あげてみましょう。ぼーっとしている朝より昼の方が食べてくれることがあります。
また、一度に食べれる量を考えて一日3~5回に増やしてあげましょう。

□高齢になると食べられる日とそうでない日も出てきます。一日ではなく、一週間のトータルで必要な栄養とカロリーが摂れるように考えを変えてあげましょう。

□筋力が衰えたりすると、お散歩が短くなってしまい十分な発散が出来ていないことがあります。お散歩の仕方を見直したり、脳トレで頭を使ったりしてみましょう。

□私は愛犬に新しいフードをあげる前や、食べない時に一粒味見をしています。療法食や、油を吹き付けているフードは 美味しく感じないことがあります。
「これなら食べないね」と思うことが多々あります。一度愛犬のフードを食べてみてください。

□水分は充分にとれていますか?水分不足は臓器の機能を低下させることがあります。

□唾液は十分に出ていますか?顔回りをマッサージして唾液の分泌を促してあげましょう。

 

 

 

ご飯を食べないときのレシピ集

 

 ストックを作って、その日の愛犬オリジナルレシピを!

 

「今日は何を食べてくれるかな?」

日によって食べれるものが変わってくるシニア犬に何か食べられるものを見つけてあげたいですよね。ストックを作っておいて、少しあげて様子をみてみましょう。

<ストックの種類>

*スープ

・鶏ガラ

・豚

・魚

ジップロックに入れ平らに凍らせておけば、必要な分だけ割ってレンジでチンして使えます。また、ゼラチンで固めておけば顎の力が弱ったシニア犬にほぐして与えられます。

 

*野菜

・ブロッコリー、ごぼう、アスパラガスなどを茹でて細かくカットしたもの

・かぼちゃ、さつまいもを茹でるか蒸したものをつぶして。

・キャベツを千切りにしたもの

・とまとを細かくカットしたもの

・ニンジンや大根のすりおろし  など

 

*お肉・魚

・ささみ

・とりむね、もも

☆やわらかとりむねハムの作り方☆

①とりむね肉をグーの手で打ちます。(全体を平らにするイメージです。厚すぎるものは包丁で切って開いてください。)

②お肉をクッキングシートで包みます。

③170度で予熱したオーブンに入れて、25分から30分焼きます。

 

・挽肉をハンバーグにして

・レバー(豚・鶏)

・煮干し

・白身魚

・鮭

 

*きのこ

・椎茸、エリンギ、えのき、しめじを茹でて細かくカットしたもの

 

これらは製氷皿やジップロックに入れて凍らせておくと、必要な分や少量分だけ使えて便利です。
細かくしてジップロックに入れた食材は、平らにして線をつけておくと凍った時に割りやすくなります。

 

 

 

<ストックした食材のアレンジ方法>

 

〇お湯をかけたり、電子レンジで温める。
・・・与える前に温めて匂いを立たせることで、食欲が出てくることは多いです。お湯をかければ、だしが出て美味しいスープにもなりますね。

〇少量のオリーブオイルやごま油で炒める。
・・・生の野菜をトッピングするのもいいですが、食材をオリーブオイルやごま油、エゴマオイルで炒めたものをドッグフードにトッピングして
あげるのもおすすめです。

〇お肉やお魚をベースにしてお野菜を入れ、ミキサーしたものをゼラチンで固める。
・・・固めたものを細かくしてあげたり、崩してフードにかけてもOKです。

〇挽肉に細かく切ったお野菜を入れたものを団子状にして、器にいれてあげる。
・・・挽肉(鶏肉(ささみ、むね肉)をミキサーにかけて手作り挽肉がおすすめです。豚肉でも可)に、茹でてマッシュしたさつまいも(カボチャやジャガイモでも可)と卵を入れてよく混ぜます。(その他好きなお野菜を入れても可)小さめのボール状に形を作って、沸騰したお湯に入れアクを取り除きながら茹でます。
茹で汁を一緒にあげる時は少しのオリーブオイルやエゴマオイル、パルメザンチーズをかけてみるのもおすすめです。

 

手作りレシピいろいろ

 

〇レバーペーストをつくる
・・・豚レバーを茹でてしっかり火が通ったら、ミキサーorすり鉢で潰して、ペーストを作りフードに混ぜる。

〇米粉でクレープをつくる
・・・米粉、無調整豆乳(犬用ミルクでも可)、少量のはちみつかメープルシロップでクレープを作ります。
これに細かくした食材(ささみ&野菜、バナナ&手作りピーナッツバター)を入れて巻いたものはクレープのいい香りに食欲が出て
食べ始めてくれることもあります。※手作りピーナッツバターはピーナッツだけをミキサーにかけるだけでもできますが、下のレシピもおすすめです。

☆ピーナッツバターの作り方☆

材料:生落花生 200g / オリーブオイル 大匙1 / はちみつ 大匙1

①生落花生は170度のオーブンで20分焼いて、冷まします。

②空き瓶を煮沸消毒して乾かしておきます。

③皮付きのまま(気になる方はとってくださいね)フードプロセッサーに入れ、オリーブオイルとはちみつも加えます。

④フードプロセッサーを回し続けると、ピーナッツがひと塊になりその後滑らかなペースト状に変化していき出来上がりです。

(少し固めのレシピですのです。)

人用にはさらにオイルを足して滑らかにしたり、はちみつをさらに加えて甘みを調整して愛犬と一緒に楽しんでくださいね!

〇ドッグフードに犬用クッキーやビスケット、ボウロを粉々にしてふりかけてみる。
・・・ジャーキーよりクッキー派の愛犬におすすめです。今まで全くクッキーを食べなかったけどシニアになって食べるようになることも
あります。

〇パウンドケーキを焼いてみる。
・・・米粉や大豆粉をベースにして、卵、豆乳、オリーブオイル、ささみや野菜を入れたパウンドケーキを焼いて置いてあげる時に
温めると、とってもいい香りで食欲が出てくることがあります。

〇プリンや茶わん蒸しを作ってみる。
・・・噛む力が弱っている愛犬にシリコンスプーンで口に入れてあげると食べてくれることがあります。

〇ミルクをかけてみる。
・・・フードにヤギミルク、豆乳、犬用ミルク、スキムミルクをかけてみる。ヨーグルトをトッピングしてもよいです。

〇はちみつをかけてみる
・・・はちみつか、マヌカハニーを少量お湯に溶かし、フードに混ぜてあげます。

〇フルーツをあげてみる
・・・りんごのすりおろし、バナナをレンジで温めたもの、すいかを細かくカットしたものをあげます。

食べられるようになったシニア犬たち

 

□シニア犬 16歳 腎臓病

あるメーカーの療法食を食べさせているのですが、全然食べてくれません。缶詰をトッピングしてもそれだけ食べてしまったりです。市販のおやつを食べますが、
リンの入っているものが多いので今はあげていません。

→あげている療法食を味見させてもらうと・・・「まずい!味がしない!!」ということで、他のメーカーの療法食をおすすめしたところ
「食いつきが全然違います!」とご報告をいただきました。

 

□シニア犬 11歳 膀胱がん

手術をしてお家に帰ってきたけど、全く食事をしてくれません。病院の先生には「何でもよいから食べるものを食べさせてほしい」と言われていますが
食べ物のアレルギーが多いので与える物に悩んでいます。元気が無い姿を見ると涙が止まらなくなってしまいますが、諦めたくないんです。

→鶏、豚、牛、米、さつまいものアレルギーでした。
まず病院から帰ってきて疲れていますし、点滴もしているので、焦る気持ちを抑えて今日はゆっくりさせてあげるようにお伝えしました。
ぼーっとしているようだったので、カステラを少しあげること、食べさせ方(食欲があまりない時は少しの量をもっていって、食べれたらまた少し足すおかわり方式にする。
(あげ方は器、手をお皿にする、シリコンスプーンで口に少し入れてあげる))、
ドッグフードをミキサーにかけてお湯でとろとろにしたものに魚や鹿の缶詰をトッピングして温めてあげることをアドバイスすると、食べてくれました!とのご報告をい
ただきました。 少ない量ではあったようですが、徐々に通常の量を食べられるようになったそうです。

□シニア犬 13歳 がん

抗がん剤治療をしています。抗がん剤投与をすると数日ご飯を食べなくなってしまいます。

→大豆粉、卵、ささみ、きのこ、アルファルファ、キャベツ、オリーブオイルで作ったパウンドケーキを持っていきました。
「あげる前に温めて少しずつあげると 食べてくれました。その後大豆粉で作ったクッキーをドッグフードにかけてあげると少しずつ食欲が戻りました!」
とご報告をいただきました。

 

□シニア犬 15歳

最近病気が悪化して、ご飯はやっと少し食べる程度。血が作られていないので、獣医師さんにはあと数日と言われてしまいました。
どうしたら食べてくれるのかというあきらめたくない気持ちと葛藤しています。何か食べてくれるものはないでしょうか?

→色々試して、レバーペーストをあげると食べてくれ、病院で検査すると血が作られるようになり復活しました!とのご報告をいただきました。

 

 

 

最後に

 

朝の出勤前に愛犬がご飯を食べなかったら、、、一日心配ですよね。

ストックを用意しておくと、その日愛犬が食べられるものの組み合わせを変えてあげることが出来ます。

ストックを作る時間がない!ご家族の為にストック作りのサポートもしますので

是非ご相談ください。

5年前にお空へ旅立った愛犬ジュディは8~9cmの腫瘍があり、それが内臓を圧迫していた為食欲が低下していきました。

ドッグフードは食べなくなり、
・ささみと野菜
・おかゆに魚の缶詰の汁を混ぜたもの
・ささみ入りスープ
・犬用チーズ
・犬用ミルク
・犬用栄養飲料をゼラチンで固めたもの
などあげていました。最期の数日は何も食べず、点滴をしていました。
本当は犬に与えていいものではありませんが、シュークリームのクリームを少しずつ舐めてくれました。

 

何かがきっかけとなり、食欲が戻ってくることがあります。

その”何か”を見つけるのに日々奮闘されているご家族のお力になれたらとこのブログを書きました。
愛犬がいつまでも健康で楽しく、ご家族と暮らせることを願っています。

 

※アレルギーや犬に与えてはいけない食材、病気によっては良くない食材もあります。与えすぎもよくありませんので、充分ご注意ください。
また、初めて与えるものは少量にして愛犬の様子をチェックしてあげてください。

 

 

NPO法人日本ペットシッター協会認定 ペットシッター士

Japanペットケアマネージャー協会認定 老犬介護スペシャリスト

プレイボウドッグトレーナーアカデミー認定 ドッグトレーナー

 

菅原恵理子

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